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美容室で難しい髪質だと言われる人は実は・・・ 【北堀江の美容室nine】

2019年5月6日

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難しい髪質でとても困っている

こういう方が僕のところにはよくご紹介で来て頂いています。

常連の方が

「私の友達が~~~」

「職場の先輩で~~~」

など関係性は様々ですが、みなさま一様に

「どこの美容室に行っても難しい髪質といわれる」

とか

「これ以上切ると爆発します」

とか

「髪質的にこうじゃないと」

と言われていつもスタイリングが決まらず困っていると。

ちょうど今日、ご紹介で初めて髪を切らせて頂いた方もこのような感じで先月に常連さんからお伺いしていました。

その常連さんも実は同じような感じでウチに以前在籍していたスタッフから連絡があって

「私の友達がどこに行っても髪がどうにもならなくて困ってるので保田さん助けてあげてください」

という連絡があってからずっと来て頂いている常連さんです。

今日のご紹介の方に来られてからお話を聞いていますと

「顔型的にこういう前髪しかできません」

「髪質がこうだからこうするしか」

「短くするのは髪質とクセがあるから」

と過去にいろんなところで言われたであろうネガティブな言葉があふれるようにイメージされているわけです。

年代はちょうど30歳くらいということは今まで何百店の美容室に行って、何百人の美容師さんに同じように言われてきたんだろう。

僕は基本的にお客様にあまりネガティブな発言をしないですし、今まで何千人のカットをしてきたかわかりませんが本当に手の施しようがない髪のお客様は見たことがありません。

どんな髪でもやり方さえ変えて考えていけばそのお客様の理想のヘアスタイルになるんじゃないかと僕は思っています。

自分の髪に悩みを持っている女性ってけっこう多いと思いますが、プロである僕たちがネガティブな発言をするということは

置き換えてみれば僕たちが病院に行ったときに

「手遅れです。手の施しようがありません」

と余命宣告を受けているのと同じではないでしょうか?

医者がサジを投げたとはいいますが

美容師はクシでも投げるのか?

お客様は意外と髪に対して美容師が言ったことはとても素直に耳に入っていて、わりとずっと記憶に残っているような気がしてます。

後輩や子供も「お前はだめだ」「お前はできない」「お前だから仕方ない」と言われ続けるとどんどん自信を無くしてできなくなるのと同じで

髪質がああだ、クセがどうたら、頭の形がなんたらと言われ続けるとどんどん自信がなくなってスタイルの幅が狭くなるしいつもいつも髪質に悩むようになってしまうんじゃないかと思います。

「こういう風にすれば全然大丈夫ですよ!」

「もっとこんな髪型もできますよ!」

「めちゃ可愛くなりましたね!次はこんな髪型とかも似合いますよ」

「髪、サラサラですね~!」

「もっときれいになっていきますよ!」

美容室はお客様が可愛く、きれいに、カッコよくなる場所です。こういう言葉の方がふさわしいですよね。

髪で悩んでいる方へ。

安心してください。どんな髪も、クセも、頭の形もそれは個性でいい所もある。どうにもならない髪なんてないんです。

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保田 将徳 MASANORI YASUDA

岡山県出身 グラムール美容理容専門学校を卒業後、関西大手ヘアサロン1店舗で10年勤務。その後、2008年西梅田にnineをオープンしました。

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